JLC HANDMADE / SPECIAL STRAP FINISH

カーブエンド仕上げとは?
時計ケースに合わせた革ベルトの選び方

ストレートとの違い、適した時計、隙間が生じる理由、クイックリリースバネ棒への対応まで。JLC HandMadeが、カーブエンド仕上げの特徴とご注文方法をご案内します。

アンティーク・ヴィンテージケースとの一体感クイックリリース対応

JLC HandMade — JOURNEY IN LEATHER CRAFTSMANSHIP

アンティークウォッチのケース形状に合わせた、自然な革ベルトのライン。
アンティークウォッチのケース形状に合わせた、自然な革ベルトのライン。
01 / THE DIFFERENCE

カーブエンド仕上げとは?

カーブエンド仕上げは、時計ケースに接する革ベルトの先端を、ケースの曲線に合わせてカーブ状に仕上げる加工です。

一般的なストレートエンドに比べ、ケースと革ベルトの接続部分の空間が目立ちにくくなり、時計全体に自然な一体感を与えます。また、バネ棒の位置がケースに近い時計では、革ベルトとケースの接触を避けるため、先端のカーブ形状が適している場合もあります。

ストレートエンド:先端が直線状の標準的な仕上げ。
ストレートエンド:先端が直線状の標準的な仕上げ。

ストレート仕上げ

クラシックな時計や角型ケースに自然になじみます。時計のデザインによっては、あえて空間を残したすっきりとした印象が魅力です。

カーブエンド:ケース側の先端を曲線状に仕上げた仕様。
カーブエンド:ケース側の先端を曲線状に仕上げた仕様。

カーブエンド仕上げ

丸型ケースとの視覚的なつながりを整え、時計の存在感を引き立てます。なお、必ずしもケースとの隙間を完全になくす加工ではありません。

「弓カン」と同じものですか?

「弓カン」は通常、金属ブレスレットのケース側に取り付けるエンドピースを指します。一方、当店の「カーブエンド仕上げ」は、革ベルトの先端を曲線状に仕立てる加工です。カーブバネ棒、専用パーツを用いたフラッシュフィット構造とも同一ではありません。

02 / WHEN THE CURVE MATTERS

カーブエンドが必要になる時計|アンティーク・ヴィンテージの例

アンティーク・ヴィンテージ時計の一部には、もともとケース側がカーブした革ベルトが使われているものがあります。見た目だけでなく、装着できるかどうかにも関わる重要な仕様です。

アンティークIWCの例。先端形状とケースとの距離に注目。
アンティークIWCの例。先端形状とケースとの距離に注目。

ケース近くにバネ棒がある場合

バネ棒穴がケースに近い位置にある時計では、ストレート形状の革ベルトがケースに接触し、取り付けにくくなることがあります。

同じIWCでも、時計本体とベルトの接続部分は個別に確認します。

ストレートでは干渉する場合

取り付け自体はできても、使用中に革ベルトがケースに擦れ、時間の経過とともに革表面が傷つく場合があります。

実際にあったご相談

当店では、ストレート形状で注文したベルトが時計に取り付けられなかったケースや、装着後にケースと革が擦れて傷が生じたケースについて、ご相談をいただいたことがあります。

そのため、アンティーク・ヴィンテージ時計では、モデル名だけで判断せず、現在お使いのベルトの先端形状とバネ棒の状態を確認することをおすすめしています。

ご注文前に確認すると分かりやすいポイント

現在のベルト先端は直線かカーブかベルトとケースの距離バネ棒の形状・取り付け位置現在のベルトの厚みラグ幅

現在使用中のベルトが問題なく取り付けられている場合は、そのベルトの先端・裏面・側面の写真が有用です。可能であればバネ棒の写真もお送りください。ただし、ヴィンテージ時計のすべてにカーブエンドが必要という意味ではありません。個体や交換歴によって仕様が異なる場合があります。

03 / MODEL GUIDE

カーブエンドが似合う時計・確認したい時計

機能上の必要性とは別に、ケースラインの美しさを引き立てる目的でカーブエンドが選ばれることもあります。以下は検討しやすい代表例です。対応可否は個々の型番・ラグ形状によって異なります。

一体感を高めたい場合

Omega

Speedmaster、Seamaster、Aqua Terraなど。丸型ケースと革ベルトの接続部分をすっきり見せたい方に適しています。標準のストレート形状でも使用できるモデルは多くあります。

オメガ用革ベルトの選び方 →

デザインの選択肢

Rolex

Datejust、Day-Date、Submariner、GMT-Master IIなど。金属ブレスレットから革ベルトへ交換する際に、ケースとの見た目の連続性を意識して選ばれることがあります。純正エンドリンクと同一の構造ではありません。

ケースの造形を生かす

Grand Seiko

Heritage Collectionや62GS系のケースラインと革ベルトの一体感を高めたい場合に検討できます。専用インサートによるフラッシュフィットは、通常のカーブエンドとは別の構造です。

ジャガールクルト用 カーブエンド仕上げ ワニ革ベルト
製作実例あり

Jaeger-LeCoultre

Master Controlなどの丸型ケースでは、カーブエンドによって端正なシルエットを整えることができます。時計本体の形状を確認しながらお選びください。

マスターコントロールの製作事例 →

直線の方が自然な場合

角型・クラシック時計

Cartier Tank、Jaeger-LeCoultre Reversoなどの角型時計は、一般にストレートエンドがデザインになじみます。カーブエンドを選ぶ必要性は低く、取り付け構造が特殊な場合は別途確認が必要です。

専用構造の確認が必要

特殊形状・専用パーツ

Cartier Santos de CartierのQuickSwitch対応モデル、Tissot PRX、Vacheron Constantin Overseas、Audemars Piguet Royal Oakなど。専用接続部や凸型・凹型、パーツ埋め込みが必要なケースは、カーブエンドのみで対応できない場合があります。

特殊形状の製作相談へ →

※掲載ブランド・モデルは形状の説明例であり、すべての型番への互換性を保証するものではありません。各時計メーカーとJLC HandMadeは提携関係にありません。

04 / IMPORTANT INFORMATION

カーブエンド仕上げの隙間について

カーブエンドは、ケースと革ベルトの隙間を目立ちにくくし、一体感を高めるための仕上げです。ただし、隙間が完全になくなることを保証する加工ではありません。

正面からの見え方。ケース形状によって隙間の幅は異なります。
斜めからの見え方。適切なクリアランスも重要です。

隙間が生じる主な理由

確認する部分 仕上がりへの影響
ケースの曲率 ケースの円弧と革ベルト先端のカーブが完全には一致しない場合があります。
バネ棒穴の位置 ケースからバネ棒までの距離によって、革ベルトが近づける位置が変わります。
革ベルトの厚み・甲丸 厚みや芯材の形状によって、ケースと接する位置や見え方が変わります。
ラグの形状・装着角度 時計の構造や腕への装着角度によって、見える隙間が変化します。

ご注文前に必ずご確認ください

JLC HandMadeの通常のカーブエンド仕上げは、時計本体のお預かりを必須とせず、時計の型番、写真、寸法、およびこれまでの製作経験をもとに仕上げる方法です。一台ずつ時計本体に装着して現物合わせを行うことを前提としたサービスではありません。

そのため、時計の形状やバネ棒の位置などにより、ケースと革ベルトの間に多少の隙間が生じる場合があります。完全な隙間ゼロや、純正ブレスレットと同等の密着状態は保証しておりません。あらかじめご了承ください。

なお、革とケースが強く擦れる状態を避け、ベルトが自然に動くために、適切なクリアランスが必要な場合もあります。特殊構造の確認やお預かり加工については、通常のカーブエンド仕上げとは別途ご相談いただけます。

※適切な隙間と、取り付け不良・バネ棒の固定不良は別の問題です。取り付けができない、バネ棒が確実に固定されない、異常な擦れがある場合は、無理に使用せず当店へご相談ください。

05 / JLC HANDMADE FEATURE

カーブエンドでもクイックリリースバネ棒に対応

カーブエンドの見た目と、革ベルトを交換しやすい利便性を両立。JLC HandMadeでは、対応する構造の時計にクイックリリースバネ棒(アビエ加工)をご用意しています。



ケースとの一体感

先端のカーブ形状が丸型ケースのラインに自然につながる仕上がりを目指します。

交換のしやすさ

対応モデルでは、専用工具を用いずにレバー操作で革ベルトの着脱ができます。

仕様に合わせた確認

ラグ幅24mm以下のカーブエンド仕様でも対応例がありますが、時計の構造・バネ棒寸法によって対応可否が異なります。

ご注意

JLC HandMadeのクイックリリースバネ棒は、Cartier QuickSwitchなどのブランド独自の交換機構とは異なります。特殊な取り付け構造の時計では、専用パーツや別の方式が必要になる場合があります。

06 / REAL WORK

JLC HandMadeのカーブエンド製作事例

時計ケースのライン、素材の表情、厚み、バックルとの組み合わせを考慮して仕立てています。以下は、当店で実際に製作した事例です。

Jaeger-LeCoultre Master Control Date × ダークネイビー ワニ革。

Jaeger-LeCoultre Master Control Date

ダークネイビーのワニ革を用い、ケースラインに自然につながるカーブエンドで仕上げた事例です。

製作事例を見る →

Grand Seiko Heritage Collection × ブラック ワニ革。

Grand Seiko Heritage Collection

グランドセイコーのケース造形に合わせ、ブラックのワニ革をカーブエンドで仕上げた事例です。

製作事例を見る →

※掲載事例の仕上がりは個々の時計・仕様によるものであり、別のモデルや個体で同じ隙間・形状になることを保証するものではありません。

07 / HOW TO ORDER

カーブエンド仕上げのご注文方法

特別な注文ページへ進む必要はありません。ご希望の革素材・カラーの商品ページから、形状を「カーブエンド仕上げ」に指定してご注文いただけます。

革素材・カラーを選ぶ

商品一覧から、ご希望の革素材・カラーの商品ページを開いてください。ワニ革、カーフ、コードバンなど、お好みの素材をお選びいただけます。

商品一覧を見る →

「形状」でカーブエンドを指定する

商品ページのオプション「形状」から、「カーブエンド仕上げ」を選択してください。そのほかの長さ・厚み・ステッチ・バックル仕様も必要に応じて指定します。

「ファイルのアップロード」に時計写真を添付する

商品ページの「ファイルのアップロード」から、時計本体・ラグ部分・現在のベルトの写真を送信できます。形状確認の参考に使用します。

ご注文内容をもとに製作する

時計の型番やお送りいただいた資料、当店の製作経験を参考に仕上げます。通常のカーブエンド仕上げでは、時計本体をお送りいただく必要はありません。

実際の注文フォームの表示に合わせて画像をご用意ください。商品によって選択項目の配置が異なる場合があります。

写真があると確認しやすい部分

時計の正面写真ケースとラグのアップ現在のベルト先端(表・裏・側面)使用しているバネ棒の写真時計の型番・リファレンスラグ幅

特にアンティーク・ヴィンテージ時計では、現在のベルト形状やバネ棒を確認できる写真が役立ちます。型番が分からない場合も、まずは写真と分かる範囲の情報をお送りください。

通常のカーブエンドか、特殊形状か迷った場合

専用パーツ、凸型・凹型、ブランド独自の着脱機構が必要な場合は、通常の「カーブエンド仕上げ」の選択だけでは製作できないことがあります。ご注文前に特殊形状の相談ページまたはLINEからお問い合わせください。

※追加加工の価格や選択できる仕様は、各商品ページまたは料金表をご確認ください。

08 / FAQ

よくあるご質問

カーブエンドにすると、ケースとの隙間は完全になくなりますか?

いいえ。ケースの曲率、バネ棒穴の位置、革ベルトの厚みなどによって多少の隙間が生じる場合があります。隙間を完全になくすことは保証しておりません。

アンティーク時計には必ずカーブエンドが必要ですか?

すべてのアンティーク時計に必要なわけではありません。ただし、バネ棒穴がケースに近い時計では、ストレート形状が取り付けにくい、またはケースと擦れる場合があります。現在お使いのベルトとバネ棒の写真を参考に確認することをおすすめします。

純正ベルトがストレートでもカーブエンドに変更できますか?

時計の構造によっては可能です。ただし、ストレートの方が適しているケースや、カーブエンド以外の特殊形状が必要な場合もあります。時計の写真・型番を確認してご案内します。

カーブエンドでもクイックリリースバネ棒を使えますか?

対応する一般的な取り付け構造では、カーブエンド仕上げでもクイックリリースバネ棒をご用意しています。ただし、バネ棒の寸法や時計の取り付け構造によって対応できない場合があります。

カーブエンドを製作するために時計本体を送る必要はありますか?

通常のカーブエンド仕上げでは、時計本体のお送りは必須ではありません。時計の型番・写真・寸法とこれまでの製作経験を参考に製作します。特殊な確認やお預かり加工が必要な場合は、別途ご相談ください。

Cartier TankやReversoにもカーブエンドをおすすめしますか?

角型ケースでは、一般的にストレートエンドの方がデザインに自然になじみます。特別な取り付け形状がある場合は、その構造に合わせた別の製作方法を検討します。

どこから注文すればよいですか?

ご希望の素材・カラーの商品ページから注文できます。「形状」で「カーブエンド仕上げ」を選び、「ファイルのアップロード」から時計の写真を添付してください。

時計の型番が分からなくても相談できますか?

はい。時計の正面・ラグ部分・現在のベルトの写真など、分かる範囲の情報をお送りください。画像で確認できない部分については追加情報をお願いする場合があります。

取り付けができない、またはケースと強く擦れる場合はどうすればよいですか?

無理に取り付けたり使用したりせず、時計とベルトの状態が分かる写真を添えて当店へご相談ください。隙間の見え方と、取り付け・固定上の問題は区別して確認いたします。

JLC HANDMADE / CUSTOM ORDER

あなたの時計に合うカーブエンド仕上げを

アンティーク時計の取り付け形状から、ケースとの一体感を意識したデザインまで。JLC HandMadeが時計の特徴とご希望の素材に合わせて、革ベルトの仕様選びをお手伝いします。